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『ネパール仏教講座』受講生の募集について

令和3年度秋学期にネパール仏教の思想・儀礼・文化の概観理解を目的に『ネパール仏教講座』を開講します。
聴講生の受講も可能です。
 
希望する方は本学聴講生の募集要項をご確認ください。
 

ネパール仏教講座
本講義では、ネパールの仏教を知るための入り口である。
釈迦生誕地、ルンビニーは現在ネパールの南、インドと接しており、首都カトマンズから約400キロの距離である。
カトマンズ盆地には、400に登る仏教寺院が点在し、ネワール民族が大乗仏教・密教を実践している。
彼らはチベット・ビルマ語族に属するネワール語を母語としているため、その仏教を「ネワール仏教」と称する。
これは13世紀初頭にインドで滅んだサンスクリット語を中心とするインド仏教・密教を継承する唯一の仏教であり、
且つネパールを代表する仏教でもあるために「ネパール仏教」とも呼ばれている。
ネパール仏教の特徴は、今日でも経典、儀礼次第など全てがサンスクリット語で行われており、
陀羅尼の読誦、曼荼羅儀軌の実践も行われ、それに基づいた宗教文化も定着している。
その他、現在のネパールではチベット仏教と共に近年ビルマやスリランカから再流入したテーラヴァーダ仏教も普及しているがそれについても紹介する。

  
 
 
教員紹介(スダン・シャキャ教授)
令和3年度聴講生の募集について