2016.04.12真言勧学之会主催『真言宗における法式の解説』が開催されます。
下記の内容で真言勧学の会主催『真言宗における法式の解説』が開催されます。
受講資格は、伝法灌頂に入壇した方のみとなっています。
講習会の詳細は下記問い合わせ先までFAXか封書でご連絡ください。
記
■講義概要 真言宗における法式の解説
弘法大師空海(774~835)は、延暦23年(804)に入唐。師である恵果阿闍梨より密教の両部の法を相承して、大同元年(806)に帰朝する。その折『御請来目録』に記載される経軌・曼荼羅・画像・密教法具等を多数持ち帰られた。大師は主に高野山を密教修行の道場とし、東寺を教化活動の拠点とされた。そして両伽藍に於て密教の曼荼羅世界を具現するため、数々の密教法具を駆使して荘厳し、種々の法衣を纏い、弟子の諸大徳と共に密教の壮大な世界観を表現されたことであろう。今日、我々が行っている二利双修の修法と法会は当時より様々な面で進化しているであろうが、本来の意義や伝統を忘れてしまっているものも、少なからずあると思われる。今一度、その意義を確かめながら、スライドやビデオ等も使用し、法式の講義を進めていく。
第一会 真言密教の道場観
内 容 真言宗の伽藍と本堂を中心として、本尊や両部曼荼羅、八祖像等の荘厳、また堂内の諸尊・廚子・幡・花鬘・天蓋、さらには梵音具に至る顕密教にて用いられる荘厳類を解説する。
第二会 密教の修法壇と密教法具
内 容 大壇や護摩壇を荘厳(料理)するための密教法具の数々を解説する。具体的には大壇中央に安置される塔・瓶・輪宝、結界のための四瀘・金剛線・羯磨、供養具である火舍・六器・飲食・灯明、脇机上の洒水器・塗香器・散杖・念珠・香合・柄香呂等である。
第三会 袈裟と法衣
内 容 インドにおける比丘の六物、大乗菩薩の十八種物から始まり、特に僧侶が身につける袈裟や法衣の意義と製縫方法を中心に解説する。また現在、僧侶が法会で使用する袍裳・鈍色・素絹・襲・直綴の五衣の官衣についてビデオを用い着用法などを紹介する。
第四会 後七日御修法
内 容 現代真言宗における最高の儀式である後七日御修法の歴史に始まり、道場や大壇護摩壇など各種の修法壇の荘厳、また七日間に渡る行事日程の内容や勧流と西院流の相違点を詳述する。
■講 師 添野 智譲先生(種智院大学非常勤講師・仁和伝法所所長)
■日 程
第一会 平成28年6月8日(水・友引) 午後1時より午後4時30分まで
9日(木) 午前9時30分より午後4時まで
第二会 平成28年10月11日(火) 午後1時より午後4時30分まで
12日(水・友引) 午前9時30分より午後4時まで
第三会 平成28年12月13日(火) 午後1時より午後4時30分まで
14日(水・友引) 午前9時30分より午後4時まで
第四会 平成29年2月9日(木) 午後1時より午後4時30分まで
10日(金・友引) 午前9時30分より午後4時まで
■会 所
種智院大学 近鉄向島駅下車 徒歩10分
〒612-8156 京都市伏見区向島西定請70番地
■衣 体
自由・念珠・輪袈裟もしくは小野塚
黒衣・如法衣(ただし、第四会のみ)
■テキスト 当日、受付で配布します。
■持参物 筆記道具をご持参下さい。
■支具料 7万円(受講料6万円、テキスト代1万円)
未会員の方、別途 入会金1万円
■受講資格 伝法灌頂に入壇した者
■定 員 150名
■宿 泊 各自でご予約お願いします。
■昼 食 講習会2日目の昼食は、本会の方で無料にて、お弁当を用意させていただきます。
■駐車場 種智院大学内の駐車場は、契約者の方のみですので、なるべく公共交通機関をご利用下さい。
■申し込み 平成28年5月13日(金)まで
以上
■問合せ先
真言勧学之会事務局
〒649-6554 紀の川市別所58
FAX 0736-73-7475
※なお、お問い合わせはFAXまたは封書にてお願いします。